Matterport Pro3を徹底解説!Pro2との違いや今後の活用方法についても
Matterportシリーズ初となる3D LiDARカメラが搭載されたMatterport Pro3。
これまでのMatterport社製カメラでは不可能だった「屋外撮影」を可能にし、さまざまな業界から注目を集めています。
「Matterport Pro3を自社で購入するべき?」
「Matterport Pro2となにが違うのかわからない」
「Matterport Pro3を購入して将来的にメリットがあるのだろうか」
上記のようなお悩みを抱えている方に向けて、Matterport Pro3の特徴やMatterport Pro2との違いを徹底解説します。
Matterport Pro3を今後どのように活用するべきかについても解説するので、ぜひ記事を参考に導入を検討してみてください。
- INDEX
Matterport Pro3とは?
Matterportシリーズ初となる、3D LiDARカメラを搭載したモデル。
3D LiDARカメラとは、電磁波の代わりにレーザーを用いて距離を計測するレーザーを搭載したカメラです。
カメラの中心で高速回転しているのが、LiDARセンサー。
LiDARを用いることで、スキャンの精度を高め、薄暗い光から直射日光まで幅広い条件下での撮影が可能となりました。
また、Pro2よりもスキャン範囲が拡大したため、よりスピーディーに撮影を進行できます。
最大の特徴は屋外撮影への対応
Matterport Pro3がMatterport Pro2と比べて
もっとも進化した点は「屋外撮影に対応できるようになったこと」です。
Matterport Pro2は直射日光に弱く屋内撮影が中心でしたが、
Pro3にはLiDARセンサーが搭載されたことで直射日光下の撮影にも適用できるようになりました。
施設外観や周辺の町並み、駐車場スペース、公道など、より様々なシーンをスキャンできます。
そのため、伝えられる空間情報がこれまで以上に増え、
スペースを閲覧するユーザーは実空間をイメージしやすくなります。
操作性や携帯性もアップ
Pro3の操作は、従来のモデルと同様でシンプル。
カメラを立ち上げるまでにかかる時間は40秒未満で、スムーズに撮影を開始。
また、1スキャンあたり20秒未満という、超スピード撮影が可能です。
さらに、重量もPro2に比べて約30%軽量化されており、長時間撮影の際の負担を軽減しています。
Matterport Pro2との違い
Matterport Pro3の特徴を知るのに、気になるのが
Matterport Pro2との違いではないでしょうか。
Matterport Pro2との違いについて、次の項目を一つずつ比較します。
どんな機能が変化したのかぜひチェックしてみてください。
撮影方法 | スキャン間隔
基本的に、Pro2とPro3の撮影方法は変わりません。
カメラとiPadなどのモバイルデバイスをWi-Fiで連携し、カメラを操作します。
Pro2の撮影方法との違いは「カメラを設置する間隔が広くなったこと」です。
Pro2はスキャンごとの間隔は1.5 〜 2.5メートルが推奨されていました。
一方、Pro3は、5 〜 8メートル間隔でスキャンするのが最適とされています。
広い間隔でスキャンできることで、撮影時間を短縮できるメリットがあります。
撮影できる場所
Matterport Pro3は、屋外も撮影できるようになりました。
例えば、屋内施設周辺の町並みなどもスキャンすることで、より情報量の多い3Dモデルが完成します。
Matterport Pro3 | Matterport Pro2 |
屋内・屋外 | 屋内・(直射日光が当たらない屋外) |
撮影時間
Matterport Pro3の撮影時間は、Matterport Pro2よりも短縮されています。
これまで、約5秒短縮。
例えば、200ポイント撮影する施設では、約15分間短縮できます。
重さ
Matterport Pro3の重さは、約2.2kg。
軽量コンパクト設計で、Matterport Pro2よりも約30%小さくなりました。
Matterport Pro3 | Matterport Pro2 |
約2.2kg | 約3.5kg |
データのクオリティー
上記のデータは、Matterport Pro2とMatterport Pro3のデータ比較です。
ウォークスルー時の画像クオリティは変わりがないことがわかるのではないでしょうか。
ただ、Pro3は屋外も撮影できるため、建物外観や周囲まで高画質な3D映像として残すことができています。
用途
基本的に、メインの活用用途は「Matterport Pro2は屋内撮影」
「Matterport Pro3は広大な屋外施設の撮影」です。
Matterport Pro2は、屋内施設を鮮明に映し出せる点が最大の魅力です。
そのため、住宅不動産やショップ・ショールームなど、
屋内にあるコンテンツの魅力を最大限に発信したいシーンに適しています。
一方、Matterport Pro3は、広大な屋外施設の撮影に適しています。
建設工事現場や大規模なスタジアム、工場、植物園、公園など面積が大きく、
また屋外の撮影施設で活用するとよいでしょう。
Matterport Pro3はどう活用するべき?
Matterport Pro3の購入をおすすめしたい人の特徴は次の4つです。
・屋内施設の周辺 (公道や駐車スペースなど) も3Dとして残したい
・屋外施設を撮影する
・広大な範囲を撮影する
・Leica BLK360などLiDAR搭載カメラの購入を検討していた
Matterport Pro3は、Matterport Pro2の後継機というわけではありません。
そのため、活用目的にあわせて使い分ける必要があります。
活用イメージができない方や、
カメラの使い分け方がわからないという方はお気軽にご相談ください。
Matterport Pro3の購入・利活用なら販売代理店の野原グループへ!
Matterport Pro3は、シリーズ初となるLiDARが搭載されたカメラです。
屋外撮影へ対応できるだけでなく、機能性・携帯性も優れており、
Matterportの活用幅を今後さらに拡大することが予想されます。
弊社は、日本に数社しかないMatterportの販売代理店です。
「Matterportの利活用」や「Pro2とPro3の使い分け」など、
Matterportに関するご相談はぜひお気軽にお問い合わせください。
Matterport Pro3はアクセラレーションキットでのみ販売しています。
弊社にて、アクセラレーションキットの開封動画を作成したので、是非参考にしてみてください。