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2023.04.21

MatterportでBLK360を利用するべきシーンと注意点!撮影事例あり

活用事例
機能紹介

Matterportで利用できるカメラを調べると、Leica BLK360 G1というカメラが出てきたけれど、
いつ利用するのかわからず困っている方はいませんか?

BLK360は、LiDARを搭載した高精度のカメラで、Matterport Pro2 3Dカメラとは別のシーンで活躍します。

本記事では、Leica BLk360 G1の概要や、Matterportとの連携シーンを解説します。
また実際の撮影事例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

INDEX

Leica BLk360 G1とは「LiDAR機能を搭載したカメラ」

Leica BLk360 G1 (以下: BLK360) とは、
LiDAR機能を搭載した高精度なカメラです。

LiDAR機能とは、レーザーの光で距離を読み取る機能で、
計測の精度を高める効果があります。
Matterportに対応しているカメラの中でも、
点群データの精度は最上級レベル
です。

MatterportでLeica BLk360 G1を利用するシーン

Matterportに接続できるカメラで代表的なものとして、
Matterport Pro2 3DカメラやRICOH THETAシリーズが挙げられます。
上記のようなカメラと比較し、Leica BLk360 G1を利用するべき2つのシーンを紹介します。

 

屋外や大規模な撮影

直射日光が当たる屋外施設の撮影や、大規模施設の撮影にはBLK360の利用が最適です。

Matterport Pro2 3Dカメラは、直射日光に弱いため、
屋外の撮影には基本的に対応できません。
そのため「植物園」「工場」「コンテナ」といった
屋外施設にはBLK360が使われるケースが多くあります。

ただし、2022年11月に新しく発売されたMatterport Pro3は、
屋外にも対応できるようになりました。

屋内・屋外どちらの撮影にも対応できるカメラを利用したいという方は、
Matterport Pro3の利用をおすすめします。

関連記事 : Matterport pro3 

 

繊細な点群データが必要な現場

建設現場など繊細なデータが必要な場合は、BLK360を利用するのがよいでしょう。

Matterportで撮影したデータは、点群データの出力やBIMモデルへの変換も可能です。
LiDAR機能が搭載しているBLKで撮影することで、
いっそう繊細な点群データを取得できるでしょう。

LiDAR機能は、Matterport Pro3にも搭載されており、
精度の高いデータを生成できます。
現場調査だけでなく、クライアントや社内への資料としても
利用する場合はより画質が美しいMatterport Pro3の利用をおすすめします。

 

Leica BLk360 G1で撮影したMatterport事例

Leica BLk360 G1で撮影した実際のMatterportデータを紹介します。

 

  • 植物園
  • コンテナ
  • 山岳

 

上記の事例は社外向けのコンテンツとして制作されていますが、
社内限定のコンテンツとして利用する場合は閲覧権限を設けることをおすすめします。

 

 

植物園 | 佐倉ふるさと広場

 

 

佐倉ふるさと広場のチューリップフェスタをMatterport化。
来場者の獲得を目的にデータを制作しており、公式サイトに掲載されています。
三脚を高い位置に設置することで、人間の目線よりも高い位置から植物園を見渡せるので、
いっそうインパクトのあるデータを制作できます。

( 出典 : https://advalay.jp/19799

 

コンテナ | 東京港コンテナターミナル

 

 

東京港に並んでいるコンテナターミナルも、BLK360で撮影されています。

詳細はこちら

 

コンテナのMatterport化は、東京都が実施している取り組みである
「バーチャル社会科見学」の一環です。

普段はなかなか見られないエリアをMatterportで撮影することで、
多くのユーザーに東京都の活動を発信できるメリットがあります。

(出典 : https://tokyo-kodomo-hp.metro.tokyo.lg.jp/field-trip/

 

 

山頂 | Mount Sinai Holy Summit

 

 

エジプトにあるシナイ山の頂上もBLK360で撮影されています。

詳細はこちら

 

360度スキャンが可能なカメラの中には、
かなり重要感のあるものもあり、キャリーケースで運ぶ場合もあります。
一方BLK360の重量は約1kgと軽量化されているので、
山頂のように移動が多い撮影エリアでもカメラマンの負担を抑えられるでしょう。

(出典 : https://matterport.com/ja/leica-blk360-g1

MatterportでLeica BLk360 G1を利用する際の注意点

BLK360の利用を検討されている方は、次の注意点も知っておきましょう。

 

  • スキャン時間が長い
  • Matterportシリーズのカメラより写真解像度が低い

 

購入後に後悔しないよう事前にMatterport社製カメラとの違いも把握しておくことが大切です。

 

 

Matterportシリーズカメラより解像度が低い

Matterport Pro2やMatterport Pro3は、4Kの高解像度でスペースを閲覧できます。

しかしBLK360で撮影したスペースは、2Kで表示されます。
展示会や住宅など画質の美しさや見栄えが重要な場面よりも、
建設現場など、精度を重視するべき場面の使用に向いています。
高画質のスペースを生成したい場合は、
Matterport Pro2やMatterport Pro3のようなMatterportシリーズを利用しましょう。

MatterportでBLK360を利用するのは建設現場や大規模施設!

Leica BLk360 G1の特徴は、LiDAR機能を活用して高精度なデータを作れることです。

カメラの性能上、Matterport Pro2での撮影には
不向きな「建設現場」や「屋外施設」での活用が多数見られます。

そして、Matterport Pro3が発売されてからは、さらに選択肢が増えました。

弊社は、3社しかない日本の正規代理店です。

「Matterportに興味があるがどのカメラが適しているかわからない」
「Matterport Pro3やBLK360をうまく活用できるか不安」

上記のようなお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談下さい。