施工現場の「見える化」と情報共有で、業務効率とコミュニケーションを劇的に改善

ショーボンド建設株式会社
工事本部工務部 課長 強瀬義輝さん
営業本部DX推進室 主幹 小牟禮建一さん
建設業界
施工・維持管理業務
動機

現場情報の共有が困難で、従来の3Dスキャンにも制約
手軽に共有できる仕組みが必要に

施工・維持管理業務を手掛ける当社では、施工現場の進捗状況を正確に記録し、遠隔地からでも関係者がわかりやすく確認できる体制づくりが求められていました。

過去に従来の3Dスキャンや360度カメラを導入した案件もありましたが、スキャン作業を関連会社など外部に依頼する必要があり、日程調整に時間がかかって迅速な対応が困難でした。また、費用が高額な上にデータ容量が非常に重く、扱うPCのスペックや専門的な人材に依存してしまうという課題もありました。結果的に、データの取り扱いが難しく現場メンバー間での活用が進まず、貴重なデータが埋もれてしまっていたのです。

さらには、図面や写真だけでは伝わりにくい現場の複雑な状況を説明するのが難しく、関係者間で認識のズレ(コミュニケーションロス)が生じることもありました。 これらの課題を解決し、自社で内製化しながら誰でも手軽に現場情報を把握・活用できる仕組みとして、Matterportの導入を決定しました。

活用

特別なマニュアルは不要
直感的な操作で、社内の施工前検討会など幅広く活用

Matterportを導入して最も良い点は、説明書やマニュアル、特別なトレーニングがなくても、誰でも直感的に操作できる手軽さです。自社で内製化したことで、必要なタイミングですぐに現場をスキャンでき、現場への浸透も早く進みました。

現在は、施工前の現地調査や、関係者との施工打合せにMatterportを活用しています。さらには、新規入場者向けの教育資料や社内研修など、その活用シーンは多岐にわたります。

効果

移動コストの削減とスムーズなコミュニケーションを実現
業務時間の大幅な短縮へ

Matterport導入後、現場の業務プロセスにおいて顕著な効果が現れています。

Matterportの活用により、現場への移動が少なくなり社内の施工前検討会にかける時間を約40%削減できる現場もありました。

また、当社の主要業務である維持管理では、図面に記載されていない障害物や添架管などに細心の注意を払う必要があります。万が一、現地踏査時に見落としがあっても、Matterportの高精細な3Dデータを用いて後から視覚的に確認できるため、業務の補助として大いに助けられています。

PCだけでなくモバイルデバイスを使って3Dモデルを確認できるため、現場や会議室でモデルを指し示しながら施工内容を説明できるようになりました。これにより関係者間の認識の齟齬がなくなり、コミュニケーションが非常にスムーズになっています。完成データの操作や共有がラクで、上層部や年配のメンバーからもMatterportの手軽さに対して非常に好評を得ています。

今後の展望

更なる全社的な横展開へ

現在、最も利用実績の多い中部支社での活用事例をきっかけに、各支社への展開を進めています。定期的に各現場での取組みを報告してもらい、社内全体でノウハウを共有する仕組みを構築していきたいです。

今後はMatterportを最大限に活用し、更なる展開や利用を考えています。